爪水虫に有効な飲み薬「イトラコナゾール(イトリゾール)」とは?

爪水虫の2大有効飲み薬として、「テルビナフィン(ラミシール)」と「イトラコナゾール(イトリゾール)」があります。

病院でも、現在ではこの2つのどちらかが処方されることがほとんどです。

効能としては大きく違いはありませんが、イトラコナゾール(イトリゾール)には「パルス療法」と呼ばれる治療方法もありますので紹介します。

テルビナフィンについてはこちらで説明しています。

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イトラコナゾールとイトリゾールって違うの?

薬の名称はわかりづらいですね。
最初に薬剤の名前から整理していきましょう。

イトラコナゾールとイトリゾールの違い
イトラコナゾール 正式な薬剤の名前
イトリゾール ヤンセンファーマ株式会社の登録商標

上に記載したように、「イトラコナゾール」と「イトリゾール」は同じものです。

私も調べていたとき、よく括弧つきで両方書いてあるものの、近い成分なのか同じものなのかわからず混乱しました・・・。

今回は「爪水虫に有効な飲み薬」ということで、イトラコナゾールの効用や飲み方を書いていきます。

イトラコナゾールの服用方法と副作用とは?

イトラコナゾールの内服薬は、決められた間隔で継続的に服用することで爪水虫に効果があります。

イトラコナゾールの飲み方としては、以下の2つの服用方法がとられます。

  • 毎日1錠(1カプセル)飲む服用方法
  • パルス療法:1週間多めに飲み、3週間飲まない、を繰り返す方法

一つずつ確認していきましょう。

毎日1錠ずつ飲む方法

イトラコナゾールを毎日1錠(1カプセル)ずつ飲む方法です。ごくごく一般的な服用方法といえますね。

毎日飲み続けるこの方法では、イトラコナゾール含有量は50mgであることが多いです。

1日1回、決められた食事の後にすぐ飲みます。夕食後が一般的です。

この食事の後「すぐ」飲むというのがポイントで、食後の胃の状態の方が吸収率が高くなります。

逆に、空腹時に飲んだ場合は吸収率が悪く、半分も吸収してくれません。

ちなみにこれはイトラコナゾールの飲み方というわけではなく、内服薬としての効果的な服用方法です。(しっかりと用法・用量はお守りください。笑)

豆知識ですが、胃酸の少ない方は同様に吸収率が低くなりますので、低酸症などの方はイトラコナゾールを飲む前に炭酸飲料を飲んでおくと吸収がよくなります。

ここまでは錠剤の場合ですが、液剤(イトリゾール内用液)の場合は逆に空腹時に飲みます。

これはイトリゾール内用液は吸収率が良いため、胃に食べ物があると効果が薄れてしまうからです。

パルス療法

パルス療法は「短期大量間欠療法」とも呼ばれ、「薬を服用する期間と服用しない期間を周期的に繰り返す治療法」を指します。

ですので毎日飲み続ける方法に比べると、とても変則的な飲み方になります。

今回はもちろん、爪水虫に関する服用方法をご紹介します。

爪水虫のイトラコナゾールを使ったパルス療法は、次の手順で3ヶ月かけて行います。

  1. 1週間、1回200mgを1日2回(1日量400mg)を食直後に飲みます。
  2. その後3週間(2週間目~4週間目)は薬を飲みません。
  3. 1-2を「1クール」として、全3クール行います(合計3ヶ月)。

「毎日飲まなくても良いの?」という疑問があるかと思いますが、そこは心配要りません。

薬は服用後、体内から排出されますが、「爪には残る」のです。

最近では、このパルス療法が非常に有効とされ、主流の治療法となってきているようです。

パルス療法のメリット

パルス療法のメリットは以下の点が挙げられます。

  • 爪の中の薬剤濃度が高まる(治療効果が高まる)
  • 薬の服用期間が短くて済む
  • 薬の服用終了後も、9ヶ月間(服用開始から数えて12ヶ月間)に渡って薬剤が爪の中に残る

このように爪水虫に対して有効である反面、注意するべき点もあります。

薬の副作用についても正しく理解しなくてはなりません。

次はイトラコナゾールの「副作用」について詳しく紹介します。

イトラコナゾールの副作用

爪水虫の飲み薬を服用ときに注意しなければならないのが副作用です。

爪水虫の内服薬は、肝臓、腎臓に負担がかかることが知られています。

イトラコナゾール(イトリゾール)も爪水虫の内服薬ですので、肝臓や腎臓には注意しておく必要があります。

イトラコナゾールの副作用として知られているのは次の事項です。

  • 胃の不快感、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢
  • 発疹、かゆみ、光に過敏になる
  • 肝機能の低下

これらの副作用が出ないように、内服を続けるときには定期的な血液検査をします。

1ヶ月ごとに血液検査として採血し、肝機能・腎機能に異常が出ていないかを医師がチェックします。

逆に、イトラコナゾールの内服薬を処方されて、血液検査を実施しない病院には注意しましょう

また、女性の方は他にも注意が必要です。

イトラコナゾールの内服は胎児に影響がでる可能性があり、使用できません。

治療期間はパルス療法でも4ヶ月程度(3ヶ月+体内に残る1ヶ月)がかかりますので、服用には事前に検討しておいた方がよいと思います。

妊娠を希望されている方は、先に爪水虫を治すのか、お子さんを優先するのか決めてから治療にとりかかりましょう。

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