爪水虫の薬の副作用、気になりますよね。
このページを見に来られた方は薬や身体に対する意識が高いと思います。
私も薬の副作用についてはかなり心配になっていろいろ調べましたので、ここに載せた情報が少しでも参考になればと思います。
爪水虫に飲み薬? 飲み薬の仕組み
まず最初に、水虫の薬といえば塗り薬をイメージしますよね。
CMでやっているのも塗り薬ですし、それが液体か軟膏か、でなければパウダーのものとか。
でも爪水虫の場合は、基本的に治療は飲み薬といわれています。
理由は、爪が硬いとか厚いとかで患部まで届かないということが挙げられます。
そちらについてはこちらの記事で説明していますので、気になる方はぜひ読んでみてください。
なぜ水虫で、しかも足だったり手だったり身体の先端なのに飲み薬なのでしょうか。
そもそも、飲み薬はどうやって患部に浸透するのか気になる方も多いと思います。
それは飲み薬は飲んだ後に体に吸収されて、血液の中に溶け出して体を巡っていくことで効果が出るのです。
口から飲んで胃や腸に入った薬は、主に小腸から吸収されて、肝臓、心臓などを通って体中に張り巡らされている血管に届きます。
そして血液の流れによって患部まで運ばれ、薬の効果が出てくるという仕組みになります。
つまり、簡単に言うと全身が(血液で運ばれて)薬の影響を受けているんですね。
爪に限らず、内服薬はそうやって効果が出ているということなんです。
爪にはどのように飲み薬が行き届くの?
爪についても、血液を通して内側からしっかり白癬菌に効果をもたらしています。
爪は切っても血が出ないですし、「血液を巡って内服薬の効果が出るのであれば爪には効果がないのでは?」と思われる方もいるかもしれませんね。
爪そのものには血管はないのですが、爪を作っている「爪母(そうぼ)」と呼ばれる場所や、爪が乗っている皮膚にあたる「爪床(そうしょう)」には血管が通っているため、ちゃんと効果があるのです。
普段、何げなく薬を飲んでいますが、どうやって薬が患部に届くのか考えてみると、こういう仕組みだったんですね。(血液ってすごいですね!)
副作用や影響はどこに出る?
さて、心配の副作用ですが、爪白癬の内服薬はどこに影響がでるのでしょうか?
部位としては、主に「肝臓」に影響がでる可能性があると言われています。
爪白癬の治療に使用される抗真菌薬(内服薬)の中には、副作用として次の影響を挙げているものがあります。
- 胃部不快感、下痢、吐き気、腹痛などの消化器症状
- 肝臓の機能低下
最近の薬では、すべての人に副作用が出るわけではないですし、現に私も服用していましたが何も影響はありませんでした。
ただ、強い副作用の影響がでる方もいますし、「大丈夫、心配いりません」とは言えません。
加えて、次のように病気を患っている方や治療中の方は服用してはならないとされています。
- 血液の病気を治療中の方
- 重い肝臓病を治療中の方
服用の際にはしっかりと医師と相談するようにしてください。
薬を飲むこと自体が心配の方は、内服薬を服用する前に、病院(皮膚科)で血液検査をすることもできます。
内服薬を出すに当たり、血液検査をするという先生も多いみたいです。
事前に血液検査を行い、「肝機能障害がないか」、「腎機能障害がないか」を確認します。
また、たとえそういった副作用が現れたとしても、薬を中止すればもとに戻るものがほとんどなのです。
薬を服用していく中で、担当の医師と相談しながら、確認しながら治療を行えば過度に心配されることはないかと思います^^
子どもを考えている方へ(影響、妊娠時、授乳時)
副作用とは少し異なるかもしれませんが、もう一つの影響として「子どもへの影響」があります。
これは、最初に説明したように薬は血液を通して全身を回っていますので、薬の影響が「体内」にもあることを示します。
胎児がお腹の中にいるとき、薬を飲み続けるとその影響が胎児にも出てきてしまう可能性があるのです。
ですので、妊娠中の方は内服薬を服用することができません。
また、授乳される方も同様の理由で授乳期間は内服薬を服用することができません。
もし今後子どもをが欲しいと考えていて、今、爪水虫にかかっている方は早めに治療を進めてほしいと思います。
問題に直面してからでないとなかなか気付けないのですが(私もそうだったのですが)、ここで将来のことも考えて頂いて、治療を検討して頂ければと切に願います。
子どもを作ることを考える始める前に、早めに完治すればお子さんへの影響を考えることがなくなりますので^^