爪水虫に限らず、水虫の治療は早くから始めるに越したことはありません。
というのも、水虫の治療期間はかなり長いからです。
水虫の初期でも、症状が治まってからも1~2ヶ月は継続しないと菌が残ってしまい、再発する可能性が高いのです。
つまり、たとえば1ヶ月程塗り薬を続けて水虫の症状が治まってきたとしても、その後再発しないようにするためには続けてさらに2ヶ月程度は治療に必要な期間がかかるということになります。
長いですよね。
そして、ちょっと残念な話ですが、爪水虫に関してはもっと長くなることが一般的です。(後述します。)
爪水虫の治療を早く行うべきと思う理由はいくつかあります。
- 【特に女性の方】妊娠・出産・授乳の時期に影響があります
- 家族にうつります
- 時間が経つほど、爪白癬は進行します(治療にも時間がかかります)
順番に見ていきましょう。
【特に女性の方】 妊娠・出産・授乳の時期に影響があります
一番伝えたいことなので、最初に書きます。
特に女性の方には知っておいてもらいたいのですが、爪白癬の治療する際に内服薬(飲み薬)を使用する場合は子どもに影響がでる可能性があります。
対象となるのは、次の方々です。
- 妊娠中の方
- 授乳されている方
飲み薬は体内に留まって効果を発揮していくので、赤ちゃんがお腹にいる方や、赤ちゃんに母乳をあげている方は飲んではいけません。
内服薬という性質上、お腹の中の赤ちゃんや、母乳に薬の影響が及んでしまう可能性があります。
ですので、妊娠されている方や授乳中の方は飲み薬による治療ができません。。。
影響についてはこちらでもう少し詳しく書いています。
その場合は塗り薬で治療しながら、どちらかというと進行を防いだり、表面上の白癬菌を殺菌することを主とすることになります。
もちろんこれも、うつしたりすることを防ぐ意味でとても大切です。
そして、これから妊娠を考えている方も注意が必要ということもわかるかと思います。
爪白癬の治療には数ヶ月という長い時間がかかるため、飲み薬による完全な治療を目指す際にはその後から妊娠を、となるからです。
今ではなくても、将来、子供を産むことを考えている方は早めの治療、病院へ行くことを是非行ってほしいと思います・・・!
こういう影響もあるんだ、ということを知ってもらって、「恥ずかしいということよりも治さないと」と思ってもらえればなと思っています。
家族にうつります
先ほども少し書きましたが、水虫は生活を一緒にしている家族にうつりやすい病気です。
水虫を治療しようと思うきっかけはこれが多いのではないでしょうか?
一緒に住む方、たとえば結婚されたときや、お子さんがいらっしゃる方は皆にうつらないように気になってしまいますよね。
普段の生活で床やカーペット、お風呂でも素足で歩くことはありますので、完全に白癬菌をシャットアウトすることは難しいです。
やはり治療して家族にうつったり影響がないようにしたいですよね。
私もこれが治療しようと思った大きな要因となりました。
時間が経つほど、爪白癬は進行します(治療にも時間がかかります)
爪水虫の治療が難しい、時間がかかることは以前の記事でも紹介していますが、足の爪が生えかわるのに、短くても4ヶ月~6ヶ月かかります。
爪の先だけであれば、完全に生えかわらなくても白癬菌に浸食された分だけ生え変われば良いですが、治療せずにいるとその分爪の奥へ奥へと白癬菌に浸食されていきます。
そうすると、、、当然ですが浸食された分の爪が生え変わらないといけないので治療期間が長くなります。
足の爪の伸びる速度は平均で1日に0.05mmと言われていますので、思い立ったら早めに治療を始めるのが、早く完治するための必須条件になります。
どうしても恥ずかしい、病院に行きたくない、と治療を先延ばしにしてしまいますが、将来家族を持ったり、その予定があったりするなら特に、早めに治療をはじめましょう!
最大で約半年ですが、本気で思ったときには時間が足りない(間に合わない)ということになりますので早めに動きだしましょう。